
最近この葉山美玖という人にはまっている。
かなり特異な詩人だ。
生い立ちが普通じゃない。
詩を通してしか彼女を知りえなく、
何がフィクションで何が事実か混然としているのだが、
どうやら母親が育児放棄をしていたらしい。
彼女の詩には母親を傷つける詩が多い。
幼い頃、
「ほんとはお前なんか生みたくなかったんだけど、
できちゃったから仕方なく生んだんだ。」
みたいなことを言われたという詩もある。
当然のことながら彼女はまともには成人せず、
若い頃は精神病院の隔離病棟で薬づけにされていたらしい。
僕も精神障害者なので、
精神病院や福祉施設の描写では共感するところが多かった。
その後、医療関係者や福祉関係者たちの尽力で彼女も自立し、
現在は詩人として認められるようにもなっている。
第1詩集「蒼い雨」の発行が2003年。彼女は39才。
この時はまだ世間から認められているというところまでは行っていないと思う。
認められたのは第2詩集「スパイラル」が埼玉文芸賞詩部門準賞を受賞して以来だと思う。
この時彼女は53才。
才能からすれば、遅すぎるデビューだ。
だが、心から彼女を祝福したい。
おめでとう!!!!!!!
ある知的障害者の工房を訪ねた時の詩、
「YUICHI SAITO」のなかの一節。
神よ
あなたが助けない人たちが
ここでは助けられています
碧い噴水のような
まあるい母親のようなどらえももももも
ん