風をあつめて

蛭澤家のセカンドライフ日記です。

Jutta Hipp / WITH ZOOT SIMS

CD_20260131

 

 

ドイツで演奏していたところを認められ、

単身アメリカに移住し、

BLUE NOTEに2枚のアルバムを録音し、

これからという時に突然引退してしまったユタ・ヒップ

引退の理由は多くを語っていないが、

先輩ミュージシャンのハラスメントという説が有力だ。

まだ女性差別のあった50年代、

若い女性がジャズミュージシャンとしてやっていくのは

並大抵のことではなかったのだ。

 

引退後は縫製工場で働きながら

絵を描いて暮らしていたという。

音楽と同じくらい絵も才能があり、

今でもニューヨーク美術館に彼女の絵が収蔵されているそうだ。

 

ところで、このアルバムだが、

ピアノ演奏を期待していた人はがっかりしただろう。

一応ユタの名義になっているが、

事実上はズート・シムズのリーダーアルバム。

ユタは脇役に徹し、ソロはごくわずかだ。

それでも、ユタが好きな人は彼女の残り香を追い求めるように

このアルバムを繰り返し聴いているのだろう。

 

それにしても、ズート・シムズとジェリー・ロイドの管陣営の

無邪気に明るいこと!!!!!!

 

ユタの悩みなんか何にも知らなかったんだろうな~~~。